慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室  精神展開剤研究班

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慶應–大塚共同研究プロジェクト

精神展開剤の科学
KORPS
Keio-Otsuka collaborative Research project
for Psychedelic Sciences

研究内容

このプロジェクトでは、精神展開剤という新しいタイプの薬を、こころの病に苦しむ人々のもとへ安全に届けられる社会の実現を目指しています。うつ病や不安症、心的外傷後ストレス症(PTSD)など、従来の治療で十分な効果が得られなかった病気に対し、新しい選択肢を提供するための準備を進めています。まず、治療で使われる前に必要となる、臨床試験の進め方の検討を行います。また、安心して治療を受けられるようにするため、専門家の育成や医療環境の整備も進めます。そして、精神展開剤に対する不安や誤解を減らすため、正しい情報を社会に伝えることにも取り組んでいます。

[精神展開剤を社会に届けるために]

01臨床試験の進め方を考える

Action
  • 臨床試験のデザイン設計
  • 治療プロトコルの検討
  • 適切なセットとセッティングの検討
Point
安全かつ効果的な治療法を開発することが、治療開発の第一歩です。

02安心して治療を受けられる体制を整える

Action
  • 精神科医や心理士の育成
  • 治療ガイドラインの作成
  • 医療機関での受け入れ体制づくり
  • 倫理的・法的課題への対応
Point
医療現場、教育、法律、倫理など、さまざまな視点が大切です。

03社会に理解を広げる

Action
  • わかりやすい情報発信
  • 正しい知識の普及と偏見の軽減
Point
精神展開剤の良い事だけでなくリスクもきちんとお知らせします。

安心で信頼できる治療法として、精神展開剤の社会への普及へ